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  1. 大野城市議会 2022-09-07
    令和4年福祉教育委員会 付託案件審査 本文 2022-09-07


    取得元: 大野城市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-28
    1:     (開会 午後1時51分) ◯委員長大塚みどり) ただいまから福祉教育委員会を開会いたします。  請願第1号について、議員間討議を行います。  議員間討議はありませんか。 2: ◯委員関岡俊実) ただいま請願趣旨をお聞きしました。請願趣旨は理解できるものなんですが、私はその前に、本年度予算とこの請願の関係について意見を申し述べさせていただきます。  今年3月の定例会で市長は、今年度当初予算に当たり、このように提案されました。中学校給食については、選択制度のさらなる充実魅力向上を図ることを目的に、中学校給食選択制度向上委員会を設置する。この委員会では、選択制給食の基軸であるランチ給食サービス充実や、持参するお弁当の意義などについて協議をしていただき、生徒成長期における必要な栄養バランス健康状態に合わせた昼食在り方について論議をしていただくとのことであります。この提案を受けまして、本議会全会一致可決をいたしました。分かりやすく言いますと、全議員がこの提案賛成をしたということであります。  議会のこの意思は極めて重要であり、委員会としても十分に尊重されなければならない点であろうと思います。しかし一方で、この予算案賛成された議員紹介でこの請願が提出されていることについては、大変理解し難いところであります。さらに、選択制度向上委員会は、識見を有する方、保護者、そして、今出席をされた当委員会代表者の方の参加で、設置目的を踏まえた形で、あるいは理解された市民団体代表者も含めて参加され、進められている状況であります。  この時期に議会見解を示すということは、向上委員会の独自的な運営を混乱させ、そればかりではなく、委員会存在自体を問われ、大変混乱を招く状況に陥ることになるのではないかと懸念するところであります。それを考えると、そういった事態を避けるために議会として配慮することが、良識ある議会在り方であろうと私は考えます。  以上の観点から、請願については残念ながら今のところは賛成し難いと考えるんですが、一方では、先ほど代表者の方からありましたけれども、欠食生徒調査等についてはランチ給食サービス充実という点でも調査を行うことが必要であると思いますから、この点については本委員会から向上委員会調査要望をすることによって収めることができるのではないか。そして、本委員会としては、向上委員会の最終的な報告を受けた後、委員会としてまとめていくことが必要であると私は思います。以上、見解とさせていただきます。 3: ◯委員長大塚みどり) ほかにありませんか。 4: ◯委員福澤信光) 今、関岡委員が述べられた内容は非常に私も痛感するところですが、この請願を見たときに、一つ市民の声が上がってきていることは確かだと思われます。したがって、請願要望として2つ上がっておりまして、1つ目のほうは確かに検討委員会報告等をまだ1回も我々は見ておりませんので、様子を見るというのは致し方ないことなのかなと。しかしながら、2つ目欠食調査というのは、この請願の一部採択ということで委員会として進めていいのではないかというふうに思います。以上です。 5: ◯委員長大塚みどり) ほかにございませんか。 6: ◯委員関岡俊実) 請願審査方法についてなんですが、一般議案などでも、議案採択する、採決するときに、一部採決というのは大体通らないんですね。賛成反対賛否なんです。請願審査在り方基本的には賛否を問うというのが基本です。やり方として、趣旨が定かでない場合、あるいは、趣旨幾つかに分かれている場合については、一部取り入れてあげてはどうかという考え方もあります。しかし、それはあくまで、議会の中の一つ便法、便宜的な方法なんですね。あくまで議会請願を受けたときに審査においては、請願願意について賛成反対かを問うのが基本であります。この請願願意は1番のほうであることは明確でありますから、これを基本に置いた上で、2番目のほうについては要望として受け取るのが本来の審議の在り方ではなかろうかと思います。その点を基本に審議いただければと思います。 7: ◯委員福澤信光) 議会としての取扱いの基本、ベースというのは、関岡委員がおっしゃるとおりかと思いますが、ここの1点目、2点目は、見る人から見れば角度が違います。1点目の完全給食とうたっている部分、もう1点の欠食調査アンケート、この調査アンケートというところにもしっかりと目を向けてあげるというのが我々の仕事の一部だと私は感じております。  したがって、ここを例えば、先ほど欠食アンケート要望として出して、それを今後取り上げてこの委員会調査しようというようなことがありましたけども、この請願自体を却下してしまったら、却下にしたものをどうやって取り上げるのか。それこそ筋が違うと。  それならば、ここの2番目に対するところだけでも、一部採択、一部だけでも取り上げて、我々がちゃんと調査をしていける道筋をつくるのが一つの筋ではないかと考えます。以上です。 8: ◯委員長大塚みどり) 議員間討議なので、ほかの委員さんも御意見を出してください。 9: ◯委員関井利夫) 議会手続でもっていますので、関岡委員が言われましたとおり、2番目を排除するんではなくて、検討委員会に差し戻して、そちらのほうで段取りをしていただいたらどうかと。  請願としては、願意と言われましたけれども、一つの固まりとして取り上げたいということですので、それは関岡委員が言われているとおりだと思いますけれども、そうすれば、もちろん、そちらのほうでまた検討していただいて、それなりの調査の仕方を検討されるんじゃないかと思います。 10: ◯委員長大塚みどり) ほかにございませんか。
    11: ◯委員田中健一) 私も、いろいろ請願者の意向を聞かせていただきました。それと、今、関岡委員が言われましたことも、資料をずっと以前から調べたところ、議会としても、平成13年ですか、に上げてきて現在に至っているということで、議会としても、それはいいのではないかというところで、私も結論的には今の状況でいいのではないかというふうに思っています。  先ほど、当初の3月定例会のとき、その分は全会一致賛成しているので、そこで、賛成したものをというのは手続論として問題があるかと考えます。そういった中で、関岡委員が言われたことに対して私は賛成です。  そして、一部については、やはりあくまでも願意というか、要するに完全給食というところに重きがありますので、全体を見て、そこで採決を行うべきという意味では、私はちょっと問題かなというところですね。要するに、この請願に対して反対ということで。 12: ◯委員長大塚みどり) ほかにございませんか。 13: ◯委員平田不二香) 1番に関しては、ほかの委員皆さんと同意見です。そして、欠食に関することなんですけれども、もし本当に市内中学生に、おなかをすかせた欠食生徒がいるとしたら、それは本当に大変な問題だと思います。  日頃から学級担任欠食の確認を行って、教育委員会としても状況を確認しています。そして、今回の新聞報道を受けて、2学期が始まってから、さらにもう一度、市内中学校に対して報道内容について、つまり、牛乳しか飲んでいない生徒がいるかどうかという点を確認したと聞いています。2学期が始まったばかりですので、ここ数日のことですが、教育委員会としても、重要性緊急性をふだんから認識しているということです。  それで、委員会としては、もちろん、日常的に欠食が続く生徒がいるということは、委員会としては本当に問題だと思いますので、もちろん向上委員会のほうに働きかけるとともに、定期的に行われております中学生の食事に関するアンケート項目の中に、そういった欠食調査、日常的に食べていない子供がいるかどうかといったこともアンケートの中に盛り込んでもらうように委員会として要望していくのはどうかなと思いますが、いかがでしょうか。 14: ◯委員長大塚みどり) 皆さん一人ずつ、委員考えをちょっと述べていただきましたが、今の全体を受けてまだちょっと議員間討議を行いたいと思います。意見はありませんか。 15: ◯委員田中健一) 先ほど手続論を含めて、今回の請願願意というところで、一括して採決ということですね。ただ、今報告がありましたように、向上委員会が今審議されていまして、その中に、給食考える会の代表である村田さんも委員として入ってありますので、そういう中で、欠食調査とかを言っていただくのも…。我々委員会としても、先ほど言われましたように、こちらから向上委員会に、要望というんですかね。そういう形でもやっていくのがよろしいのではないかと思います。 16: ◯委員長大塚みどり) ほかにございませんか。 17: ◯委員福澤信光) 多分、田中委員平田委員が言われていることは、私が言っていることと同じであるという理解なんですね。結局、アンケート要望として盛り込んでもらったらどうかということは同じことを言ってあると思うんですけれども、ならば、請願という形で上がってきて、大枠で見て、それこそ物の角度の違い、見方の違いかもしれませんけれども、私は1点目と2点目は大きく違うというふうに捉えております。ならば、そういう要望をするなら、2番目の部分については、一部採択を進めていっていいんじゃないかというふうに思います。どうでしょう。 18: ◯委員長大塚みどり) 福澤委員のほうから皆さんへの御意見が出ましたので、意見のある方は述べてください。 19: ◯委員田中健一) 冒頭、関岡委員が言われましたように、あくまでも請願願意という部分を捉えて採決に入るべきではないかと。ほかの議案とかいろいろするときに、一部分だけはいい、一部分は悪いという検討というのは基本的にはないと私自身は思います。あくまでも願意ということで採決はすべきではないかと思います。 20: ◯委員長大塚みどり) 関岡委員考え実施したいということで、よろしいですか、今の件は。 21: ◯委員田中健一) はい。 22: ◯委員長大塚みどり) ほかにございませんか。 23: ◯委員関井利夫) 私も今、田中委員が言われたように、手続の問題と願意の問題と関岡委員方法でやったほうがいいと思います。一つ案件として可否を委員会で採るということでお願いしたいです。 24: ◯委員長大塚みどり) ほかにございませんか。                  〔「なし」の声あり〕 25: ◯委員長大塚みどり) 暫時休憩いたします。     (休憩 午後2時10分)     (再開 午後2時11分) 26: ◯委員長大塚みどり) 再開します。  先ほど関岡委員から一部採択のことで説明がありましたけれども、皆さん意見が若干違うような見解考えも出たような気がしますので、関岡委員、よかったらもう一度、先ほどの一部採択趣旨とか、先ほど説明がありましたことを説明してもらえないでしょうか。 27: ◯委員関岡俊実) 請願審査の中心は、その請願願意賛成であるか反対であるかという賛否を採ることが基本です。しかしながら、市民の方から出る請願というのは、請願項目幾つかにまたがっていたり、あるいは、願意自体が定かでない場合、委員の間で協議をして、趣旨採択であるとか、あるいは一部採択という手法を取ることがあります。これはあくまで議会の中の便法一つの便宜的な方法でありまして、基本的に願意がしっかりしていれば、その願意に対して賛否を問うのが基本だろうと思います。一般議案でも、一部可決とか一部否決という採決は一般的にないんですね。請願議案と同列になりますから、やはり請願全体を捉えて賛否を問うというのが基本であります。  今回の場合、言われるように、もう一つ出ている部分があるとおっしゃっていましたが、これは先ほど市民団体の方も言われていましたけれども、ランチ給食の中でも改善を今後図っていただきたいという旨がありましたから、これは、制度向上委員会要望として出していく。あるいは、市民団体の方も委員として入っておられますから、しっかりそこで入っていただいて、向上委員会検討調査に持っていっていただく。その上で、議会として、あるいは委員会として、向上委員会最終報告を受けて一つ見解をまとめていくことが大切ではないかと考えております。以上です。 28: ◯委員長大塚みどり) 丁寧にありがとうございました。  再度、考え方皆さん、今言われましたけれども、これはちょっと追加しておきたい、言っておきたいという意見がありましたら、お願いします。よろしいですか。                  〔「なし」の声あり〕 29: ◯委員長大塚みどり) 暫時休憩します。     (休憩 午後2時15分)     (再開 午後2時16分) 30: ◯委員長大塚みどり) 再開します。皆さん意見において、趣旨2に関しては同じ考えで、そこを扱うのは向上委員会で、そして、そこでの結果を受けてから福祉教育委員会として改善を求めていってはどうかということと、福澤委員は、ここで採択したほうがいいんじゃないかというふうに言われています。  私のほうで皆さんにちょっとお諮りしますが、先ほどから、学校給食法ということで、栄養面とかですね、そういったところについては、福祉教育委員会として大事なところですので、ここの考え方について少し意見を述べていただけたらと思います。この分を請願者のほうは、言われていましたけれども、委員として意見を述べていただけたらいいかなと思います。どうでしょうか。これを、福祉教育委員会として、向上委員会とか所管から受けたときどのように提案していくのか。私たちがですね。方向性をやっぱり……。今日の話を聞きながら、皆さんがどういうことを今後、調査研究とか、委員会として何か進言するのか、ちょっと見えないので、そこら辺は何か考えはないでしょうか。 31: ◯委員関岡俊実) これは一つの案なんですけども、委員会として、向上委員会の最終的な報告を待って一つ見解をまとめる過程の中で、福祉教育委員会として所管事務調査学校給食の問題を置いていただいて、その過程の中で学校給食法との整合性も含めて研究してもいいんじゃないでしょうか。今日結論を出すことはまず無理ではなかろうかと思います。以上です。 32: ◯委員長大塚みどり) ほかにございませんか。 33: ◯委員田中健一) 私も同感です。今回の請願に我々はどう結論を出すかということではなくて、言われました分は今検討向上委員会でしてあるから、委員会としてはその見解を待って、それに対して我々福祉教育委員会はどう対応していくかを判断する。その時点でよろしいんじゃないでしょうか。 34: ◯委員長大塚みどり) ほかにございませんか。                  〔「なし」の声あり〕 35: ◯委員長大塚みどり) ないようですので議員間討議を終わります。  これより討論を行います。  討論はございませんか。 36: ◯委員福澤信光) 何度も言っておりますけれども、この請願が出て、先ほどから、この請願の概念だったり、基本的な部分価値観の違い、考えの違いが多少見受けられる中、私としては、1点目と2点目はやはり別物だと大きく思っております。したがって、この請願全てをなしにするのではなく、2番目だけは一部採択、それも臨機応変にやっていいと思うんですけれども、そして、取り上げていきたい。なぜなら、我々議員には市民皆さんの声をしっかりと伝えていく大事な仕事があります。この請願というのは、しっかりとした市民皆さんの声の一部です。ここに耳を傾けず何もしないというのは、私はいかがなものかというふうに思いますので、一部採択を改めて訴えさせていただきます。以上です。 37: ◯委員長大塚みどり) ほかにありませんか。 38: ◯委員田中健一) 質疑でも言いましたけれども、あくまでも請願願意を捉える。それはほかの議案もそうですね。部分的にというのは基本的には考えられなくて、あくまでも議案に対してイエスなのかノーなのかを我々議員は示さなければいけないということから、今回の請願に当たっては、1と2を総括して判断すべきと思います。 39: ◯委員長大塚みどり) ほかにございませんか。                  〔「なし」の声あり〕 40: ◯委員長大塚みどり) 討論を終わります。  請願第1号、大野城市立中学校における、小学校のような全員制完全給食実施中学生学校における昼食欠食調査実施に関する請願についての採決に入ります。  請願第1号については、請願要旨2の部分を一部採択とする意見と、本請願自体を不採択とする意見がございましたので、まず、一部採決についてお諮りいたします。  請願第1号のうち、要旨2の部分を一部採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。                   〔賛成者挙手〕 41: ◯委員長大塚みどり) 挙手少数と認めます。  よって、要旨2の部分を一部採択としないことに決定いたしました。  続いて、本請願について採択することに賛成の方の挙手を求めます。                   〔賛成者挙手〕 42: ◯委員長大塚みどり) 挙手がありませんので、請願第1号については不採択とすべきものと決しました。  暫時休憩します。     (休憩 午後2時22分)     (再開 午後2時23分) 43: ◯委員長大塚みどり) 再開します。  請願第1号は不採択とすべきものと決しましたが、中学校給食在り方については、向上委員会からの回答をまだ受けていません。学校給食栄養面などについて、福祉教育委員会として、向上委員会回答を受けて課題を検討し、所管事務調査をしてはどうかという意見がありましたので、これを委員長報告報告したいと思いますが、皆さんいかがでしょうか。                 〔「異議なし」の声あり〕 44: ◯委員長大塚みどり) 異議なしということで、以上で本委員会が付託を受けました案件審査は全て終了いたしました。  これをもちまして福祉教育委員会を閉会いたします。     (閉会 午後2時23分)...